最終更新日*2021/09/14*「その他のイベント」追加

ストーリー



※画像と文は開発中の暫定的な内容です

序章 氷の国の王女

ブリュンヒルドは悲嘆に暮れていた。 最愛の恋人が別れも告げずに彼女のもとを去ってから、 このアイスラント城の女主人が日常を取り戻すまでには数日を要したのである。

部屋に閉じこもっているあいだに、いつの間にか地下室にドワーフ(侏儒)が住みついた。 勝手に鍛冶場をこしらえ、今にも仕事を始めるつもりでいるのだ。

しかしブリュンヒルドはこれを追い払おうとはせず、 解読途上の古文書に登場する謎の剣について尋ねてみることにした。 この古文書を発見したのは、かつての恋人ジークフリートであった。


ジークフリートは、「勝利の剣」が記された古文書を発見する

シンドリというそのドワーフは、自分の先祖が作ったという魔剣の物語を語った。 それは「勝利の剣」と呼ばれ、同時に「呪いの剣」が作られた。 神に裏切られたドワーフ族が、2つの剣を取り戻すため、 互いに引き寄せあう呪いをかけたのだという。

「呪いの剣」はシンドリが持っており、「勝利の剣」は彼の兄ブロックの手にあった。 ブリュンヒルドが洞窟を訪ねると、兄は疎遠になった弟に剣を渡したいと申し出る。


ブロックは「勝利の剣」を持っているのが煩わしいという

ブロックから託されて持ち帰った「勝利の剣」を、ブリュンヒルドはたまたま城に逗留していた ハゲネという男に手渡す。旅に明け暮れ、広く大陸の事情に通じたハゲネは、 ジークフリートが名高い剣士であることを知っていた。 そこで彼を探し出し、「勝利の剣」を献上したなら、剣の持ち主は片割れ剣の「呪い」に抗えず、 ブリュンヒルドのもとへ戻ってくるだろうというのだ。

ブリュンヒルドはこれを承諾し、願いを託したハゲネを見送った。


分岐

「勝利の剣」をシンドリに渡す

2つの魔剣は互いに引き合うばかりでなく、離れ々々のまま放置すると、 じきに戦火や大災難を引き起こす呪いがかけられているという。 しかし2つの剣がともにシンドリの手中に収まったため、危機は免れた。


外伝

「老雄ベオウルフ」

剣をシンドリに渡した後、洞窟のとある家を訪ねると、 古老ドワーフがブリュンヒルドに「ベオウルフと魔槍について知りたいなら、 ブロックに聞けばよい」と教えてくれる。


伝説の英雄はドワーフたちのあいだでも語り継がれていた


※外伝を見るには、アナザーエンド表示後、 「タイトルに戻りますか?」の質問で「いいえ」を選択してください


その他のイベント

  • 武術師範の訓え
    ハゲネに会う前、あるいは洞窟へ行く前に、城の調練場にいる師範に話しかける。

  • 礼拝堂の回想
    回想イベント。異教礼拝堂でご神体を調べる。

  • 懐の指輪
    回想イベント。武器庫奥にある宝物庫で箱を調べる。「懐の鍵」が必要。

  • デネの石を買う
    礼拝堂でシンドリから話を聞いた後、師範の部屋にいる行商人に話しかけると「デネの石」入手。

  • キノコ料理
    ➀洞窟で屋根の上にいるドワーフの相談に乗ってやる。
    ➁勝利の剣入手後、家の中に移動したドワーフに話しかける。
    ➂城の調理場にいる侍女にドワーフの話をする。
    ➃ドワーフの家へ行き、同じドワーフに話しかけると「ゴルチーニ茸」入手。
    ➄旅行鞄に侍女が出現。のちのち「3大キノコ」をそろえて持って行くと…?




第1章 霧の国の白い竜


見知らぬ女は「あなたは私の夫です」とジークに告げる

血の海となった大広間には、宴の残骸が散らばり、煙が立ち込めていた。 やがて一人の女が近づいて来て、あなたは私の夫だと告げる。─── そんな夢を見た翌朝、ジークフリートのもとに旅の占い師が訪れる。

その夢を現実にしたくないなら、つぎの3つの戒めを守るようにと、占い師は忠告する。
「竜を傷つけぬこと」
「美しい姫を愛さぬこと」
「偽りを用いて友を助けてはならない」

町はずれの森で、ジークは行き倒れの男を助ける。 隣国ネーベの領主グストが遣わしたその男は、恐ろしい寒波に見舞われた国の窮状を訴え、 勇士として知られたジークに助けを求めるのだった。


ネーベから使者が訪ねてくる

ネーベにはジークのみならず、諸国から馳せ参じた勇士が集結していた。 その中にはバルガニア王グンテルの姿もあった。 領主グストには双子の兄ゲールがあったが、竜を信仰して山に籠り、弟と反目していた。 竜が世の終わりを告げる徴(しるし)だとする古い伝説を信じる者たちは、 この厳しい寒波もまた徴にちがいないと信じていた。

そんなある夜、村人の一人が山に入ったまま帰ってこないという報せが入る。 勇士たちが捜索に向かうが、いっこうに見つからない。 ジークはゲールに協力を仰ぎ、「竜の巣」へ向かう。ゲールはそこで竜を見たというのだ。

ゲールの祈りが通じたのか、竜が姿を現した。怒りを向けたグストは竜の一撃で殺されてしまう。 ジークは、ハゲネから譲り受けた「勝利の剣」を手に、竜に立ち向かう。


アルプリーヒは竜を使って宝を守っていた

吹雪が収まり、ジークは生還した。竜は、宝物庫の鍵を残して姿を消した。 その膨大な宝の持ち主アルプリーヒは、幻術を使う子竜を飼いならし、宝の番をさせていたのである。 ジークが宝を返すと言ったので、アルプリーヒは彼を気に入り、「隠れ蓑」を譲り渡す。


分岐

「勝利の剣」を置いて行く

ネーベに出発するとき、「勝利の剣」を持たずに出かけると、 竜との戦いでジークが敗れる。


その他のイベント

  • 父の忠告
    占い師の忠告を聞いた後、父王の部屋で彼に話しかける。

  • ヴィーダルに初めて会う
    ニードリーゲン城下町と森を繋ぐ地下道のどこかにヴィーダルがいる。

  • ミーちゃん捜索願い
    ニードリーゲン城下町で女の子が猫を探している。見つけるには「小さな鍵」が必要。

  • 民家の古老
    ネーベ町のとある民家の地下に古老がいる。「3つの鍵」が必要。

  • 兄弟の思い出
    ゲールに会った後、領主屋敷の2階にいるグストに話しかける。

  • 門徒を駆り出す
    ドレクの捜索中に寺院へ行き、門徒に話しかけると捜索に協力してくれる。

  • ヴィーダルに会う(2回目)
    シルベ山洞窟のどこかにヴィーダルがいる。「エーデルワイス」が必要。

  • 幸運のトリコロール
    竜退治後、民家で男に話しかけると「エンツィアン」入手。「エーデルワイス」が必要。

  • 門徒の懺悔
    アルプリーヒに会った後、寺院左端の部屋にいる門徒に話しかける。「新しい鍵」が必要。

  • 帰ってきたドレク
    アルプリーヒに会った後、町の右下で夫婦が喧嘩している。




第2章 クリエムヒルトの花婿

グンテルの弟ゲールノートがニードリーゲンの城へやってきて、ジークをバルガニアへ連れて行くという。 父の許しを得たジークは、花の都と呼ばれる大陸随一の国を初めて訪れる。


バルガニアにやって来たジークは歓待を受ける

王家には3人の兄弟王がおり、長男が君主のグンテル、次男がゲールノート、末弟はギーゼルヘルといった。 錚々たる家臣たちのなかには、ハゲネの顔もあった。 ジークは母后ボーテをはじめ、城の住人たちから快く迎え入れられる。

そんな矢先、グンテルの妹が何者かにさらわれて姿を消す。 絶世の美女として知られるクリエムヒルトには、数多くの求婚者がいた。 没落貴族オットーもその一人で、ドワーフを手下に強盗を働く悪党であった。


ドワーフたちはオットーのために困り果てていた

洞窟に乗り込んだジークは、人間を敵視するドワーフたちを説得して信頼を得ると、 彼らの協力を味方に、オットーの手からクリエムヒルトを助け出す。 そのとき大きな投げ斧が直撃して昏倒するものの、不思議なことにまったく無傷で済んだ。

こうして妹の命を救ったジークに、グンテルは彼女を妻として褒美にやると申し出る。 クリエムヒルト自身も彼を慕っていたが、かつて故郷で聞いたあの占い師の言葉がジークの脳裏をよぎる。 しかしながら純真な誠意を拒みえず、ジークはクリエムヒルトとの結婚を決意するのだった。


ジークとクリエムヒルトは結婚を誓う

分岐

動くか、待つか

洞窟でクリエムヒルトを救出するさなか、オットーが地下牢へ向かったとき、 これを追いかけるか、またはその場で様子を見るか、どちらかを選択できる。 選択によってはオットーを取り逃がす結果になる。 また、ジークの不死身が判明する現場にクリエムヒルトがいるかどうかは、将来大きな違いとなって現れる。


分岐

求婚を断る

クリエムヒルトから好意を告げられ、判断を迫られるジーク。 熟慮の末に求婚を断ると、ニードリーゲンへ戻って王位を継ぐことになる。 そこへネーベの領主ゲールが訪ねてきて、氷河の村に出没する不思議な巨人の話をする。


ジークは氷河の果てで少女と出会う


その他のイベント

  • 古文書解読
    バルガニア城蔵書室にいる秘書官に話しかける。

  • ヴィーダルに会う(3回目)
    クリエムヒルトの捜索中、森の奥にある泉でヴィーダルが現れる。

  • 弟王たちとの別れ
    求婚を断った後、ギーゼルヘルの部屋を訪ねる。

  • グンテルの礼拝
    クリエムヒルトにプロポーズした後、王族の間にいるグンテルに話しかける。

  • ダンクワルトと馬喰
    クリエムヒルトにプロポーズした後、城厩舎に馬喰がやってくる。「オリエントの名馬」を手に入れるには「銀の兜」が必要。

  • 騎士志願
    クリエムヒルトにプロポーズした後、城下町南にある牧場で少年(レミ)に話しかける。

  • 海賊王の霊
    ➀氷河洞窟から灰色の森へ向かう道中、暗闇の中でコウモリを斬る。
    ➁灰色の森のどこかにウィスプが出現。

  • 新種キノコ発見
    ➀誘拐事件解決後、洞窟のどこかでドワーフ(ニコ)が、奇妙なキノコを探している。
    ➁クリエムヒルトの求婚を断り、スカイラを王妃に迎えた後、 氷河洞窟からアイスラントへ向かう道中のどこかに「トビウサギダケ」がいる。
    ➂追いかけていくと「キノコの里」にたどり着く。「聖剣グリスバルド」が必要。




第3章 アイスラントの決闘

ジークフリートとクリエムヒルトの婚礼が済んだちょうどその頃、 アイスラントのブリュンヒルドのもとに、予期せぬ縁談が舞い込んできた。 島の名士ノルジア公が、バルガニア王グンテルを彼女に引き合わせたいというのだ。


ノルジア公がアイスラント城を訪ねてくる

女王への求婚のためにアイスラント島に向かうグンテルに先立って、使者ジークフリートが城へ到着した。 驚くブリュンヒルドは、「勝利の剣」が彼を引き寄せたのだと確信する。 しかしジーク本人は、ブリュンヒルドとともに暮らした記憶はもちろん、 海を渡った経験すらないと打ち明けるのだった。


ブリュンヒルドは結婚の条件として、グンテルに決闘を申し込む。 そこでジークは、隠れ蓑を着てヒルドを妨害し、主人の命を救った。 しかしこの功績によって、彼は最後の戒めを破ってしまったのである。


グンテルは女王の愛を勝ち取るため命を賭ける

国王と妃の婚礼が無事に終わり、大任を果たしたジークがバルガニアに留まる理由はなくなった。 もはやバルガニアの重臣となった彼を、グンテルやハゲネが引き留めようと懸命に説得するも、 夫の祖国に骨をうずめる覚悟の妻クリエムヒルトによって、あえなくはねつけられてしまう。 かくして二人は、父王ジゲムントの待つニードリーゲンへ向かうのだった。


分岐

最後の破戒

決闘直前、隠れ蓑を持ち出すかどうかを選択できる。


その他のイベント

  • ヴィーダルに会う(4回目)
    ブリュンヒルドがグンテルとの決闘を申し出た後、 アイスラント城客間奥にある宝箱から「隠れ蓑」を取り出すとヴィーダルが現れる。 これまでに1回以上会っている必要がある。

  • 剣舞の式典
    アイスラントからバルガニアへ帰国後、城入口付近にいるレミに話しかける。 先にクリエムヒルトに話しかけてしまうと発生しない。

  • フォルケールと葡萄畑
    ジークとクリエムヒルトが城を出ることをグンテルたちに告げた後、王族の間にいるフォルケールに話しかける。

  • 名馬の蹄鉄
    蔵書室でクリエムヒルトとブリュンヒルドの会話が終わった後、厩舎のダンクワルトに話しかける。

  • 前日譚
    ➀決闘場(調練場)でブリュンヒルドに侍女の忠告どおりのセリフを言う
    ➁バルガニア帰国後、葡萄畑でフォルケールから冒険に誘われる
    ➂西の森で怪物を退治したあと、長い髭の男の提案に従うと、回想イベント開始。 ジークとブリュンヒルドが恋に落ちた真相が明かされる。








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